リビング・ウイルと遺言ファイルの存在

リビング・ウイル

日本尊厳死協会会員証という、一般財団法人日本尊厳死協会のカードがありました。リビング・ウイルとは、人生の最終段階(終末期)を迎えたときの医療の選択について事前に意思表示しておく文書です。
病院に入院した時に、医師に見せて、どう治療していくのかを話したのだと思います。「自分の命が不治かつ末期であれば、延命措置を施さないでほしい」と宣言することで安らかな最期を迎えたのだと思います。

10年前からエンディングノートを作っていた

私の父が残したファイルがあります。「遺言」と書かれているファイルで、自分が亡くなった後の手続きが書かれていました。

これを見たのは、亡くなった日の夜でした。

ですので、これからお話しする病院から葬儀会社を決めるところまでは、本人の指示を見たわけではなく、偶然同じ葬儀会社に頼むことになりました。

その後の手続きは、ファイルに書かれている内容の通りに、本人の希望した通りに行いました。

通常の葬儀とはぜんぜん違う内容になっていますが、家族のことを思って、こうすることが一番良いことだという確信ある内容になっています。